髪のボリュームが減ったと感じる原因や対策|女性の抜け毛・薄毛への対処方法まとめ

髪のボリュームが減ったと感じる原因や対策|女性の抜け毛・薄毛への対処方法まとめ ヘアケア・頭皮のケア

髪のボリュームが減った気がするけれど、原因が分からないため対処できない……という方は多いのではないでしょうか。髪のボリュームが減る原因は、人によって異なるため、原因に合った対処法を実践しなければ、改善は期待できません。そこで、今回は女性で髪のボリュームが減る原因と対処法について詳しくご紹介します。

髪のボリュームが減った気がするとき

髪のボリュームが減った気がするとき

髪のボリュームが減るといっても、次のように症状は人によってさまざまです。

<髪のボリュームが減る変化>

  • 髪が細く痩せる
  • 髪の毛のハリ・コシが低下する
  • 抜け毛が増える

上記の中でもわかりやすいのが「抜け毛の増加」です。健康な状態でも、1日80~120本程度は抜けるため、それ以上の本数が抜けているかどうか確認する必要があります。ただ、正確に抜け毛の本数を数えることは難しいので、寝具に付着した抜け毛の量や、排水溝に毛がたまるまでの時間などから確認しましょう。

たとえば、シャワー1回で50本程度排水口に詰まったり、普段は週1回の頻度で排水溝を掃除すればいいのに、3日で詰まるようになったりした場合などは、抜け毛が増えたと考えられます。

髪のボリュームが減る原因

髪のボリュームが減る原因

髪のボリュームが減る原因はさまざまです。どのような原因で抜け毛が増えたり髪が薄くなったりするのか詳しく見ていきましょう。

びまん性脱毛症

びまん性脱毛症は女性に多く、髪が全体的に薄くなることが特徴です。原因は、髪の成長や維持にかかわる女性ホルモンの減少だといわれています。

女性ホルモンと男性ホルモンのバランスは、ストレスや加齢など、さまざまな原因で乱れるため、びまん性脱毛症は身近な脱毛症といえるでしょう。

FAGA (女性男性型脱毛症)

FAGAは、女性男性型脱毛症とも呼ばれており、AGA(男性型脱毛症)のような症状が現れることが特徴です。ストレスや加齢などの原因で女性ホルモンが減ることで男性ホルモンの影響が大きくなり、AGAのような症状が現れます。FAGAの進行パターンは次の3つです。

  • ルードウィッグ型
    頭頂部から後頭部にかけて薄くなっていきます。
  • クリスマスツリー型
    前髪の生え際から頭頂部にかけて薄くなっていきます。
  • ハミルトン型
    前髪の生え際が後退して、M字になるタイプです。

このように、AGAと似た症状が現れた場合はFAGAの可能性があります。

牽引性脱毛症

牽引性(けんいんせい)脱毛症は、ポニーテールのように髪を物理的に引っ張ることで毛根に負担がかかり、部分的に毛が抜けてしまう症状です。また、地毛に毛束を取りつけるエクステも原因の一つになります。さらに、ヘアアイロンのときも髪が引っ張られるため、頻繁に使用していると牽引性脱毛症になる可能性があります。

牽引性脱毛症は女性ホルモンの減少は無関係のため、毛根への負担が少ないヘアスタイルに変えるだけで予防できます。どうしてもポニーテールやエクステを続けたい場合は、帰宅したらすぐに髪をほどいたり、エクステを外したりするなど、可能な限り毛根への負担を減らしてください。

円形脱毛症

円形脱毛症は、コイン型の脱毛斑が現れたり髪がすべて抜け落ちたりすることが特徴です。次の5つに分類されます。

  • 単発性通常型
    コイン型の脱毛斑が1つ発生します。
  • 多発性通常型
    複数のコイン型の脱毛斑が発生します。
  • 全頭型
    すべての頭髪が抜け落ちます。
  • 全身型
    頭髪から眉毛、体毛に至るまですべての毛が抜け落ちます。
  • 蛇行型
    側頭部から後頭部の生え際にかけて、毛が帯状に抜け落ちます。

円形脱毛症には、ストレスや神経障害などが関係しているといわれていましたが、自己免疫説が有力です。自己免疫とは、体内に侵入した外敵を攻撃する免疫系が自らの細胞を攻撃する状態を指します。本来、免疫系は外敵のみを攻撃しますが、何らかの理由で外敵を正しく見分けられなくなることで、自らの組織を攻撃してしまうのです。

免疫系によって毛根が攻撃を受けることで、髪が抜け落ちるといわれています。円形脱毛症は、生活習慣やヘアケアの見直しなどでは改善が期待できません。また、ステロイドの塗り薬や漢方薬、血管拡張剤の内服などの治療法がありますが、効果には個人差があります。

分娩後脱毛症

分娩後脱毛症は、産後に抜け毛が増えて2~3ヵ月でピークを迎えることが特徴です。硬くてしっかりした髪が抜けて、髪全体のボリュームが失われ、やがて頭皮が透けて見えるようになります。症状には個人差があり、中には前髪の生え際が大きく後退するケースもあります。

分娩後脱毛症は、妊娠・出産をした女性であれば、誰にでも起こり得る脱毛症です。分娩後脱毛症には、妊娠・出産によるホルモンバランスの変化が関係しています。妊娠すると、女性ホルモンの働きによって髪の成長が促されます。通常、髪は「成長期」「退行期」「休止期」を経て自然に抜け落ちるのですが、妊娠すると成長期が続き抜け落ちるはずの髪が抜け落ちずに維持されます。

産後に女性ホルモンの量が減少し、元の状態に戻ることで、維持されていた髪が抜け落ちます。このとき、維持されていた髪が一気に抜け落ちるため、髪全体のボリュームが失われたり、部分的に髪が薄くなったりします。

分娩後脱毛症は、発毛組織が破壊されるわけではないため、髪が抜けても再び生えてくるのが特徴です。ただし、産後は慣れない育児にストレスを感じやすく、結果的に髪の成長に支障をきたす場合があります。ストレスケアを心がけて過ごすことが大切です。

頭皮の乾燥

健康な髪を育てるには、土台である頭皮環境が整っている必要があります。頭皮が乾燥している状態では、外部刺激によって頭皮がダメージを受けやすいため、髪の成長に支障をきたす恐れがあるのです。

また、乾燥しているとかゆみが起こり、爪を立ててかきむしることで髪が抜けてしまいます。頭皮が乾燥する原因は、間違ったシャンプーや頭皮の血流の悪化などです。

洗浄力が強いシャンプーで、爪を立ててゴシゴシと洗ったり、熱いお湯で皮脂を過剰に洗い流したりすると、頭皮が乾燥します。また、ストレスや冷えなどで頭皮への血流が低下した場合も、栄養や酸素が足りないことで保湿成分がうまく生成されず、頭皮が乾燥してしまいます。

ストレス

ストレスは、ホルモンバランスを崩すため、びまん性脱毛症やFAGAのリスクを高めるといわれています。また、ストレスを受けると自律神経が乱れて血管が収縮し、頭皮の血流が低下することによって髪の栄養が不足します。栄養不足の髪は、太く長く育てないため、薄毛につながる可能性があります。

ストレスは、仕事や家事、育児など、さまざまなシーンで受けるため、少しでもストレスをためないよう、趣味を楽しんだり規則正しい生活を心がけたりしましょう。

睡眠や食事などの生活習慣

睡眠不足は、髪の成長に必要なホルモンの分泌を低下させるため、薄毛のリスクを高めるといわれています。また、偏食しがちだと健康な髪に欠かせない栄養が不足します。

できるだけ早く寝ることを心がけ、食事では可能な限り好き嫌いせずに食べることが大切です。栄養が不足している場合は、サプリで補うのも一つの方法でしょう。

髪のボリュームが減ったときの対処法

髪のボリュームが減ったときの対処法

髪のボリュームが減ったと感じたときは、次のように対処しましょう。

<髪のボリュームが減ったときの対処法>

  • シャンプーを育毛効果が期待できるものに変更する
  • 育毛剤・発毛剤を使用する
  • サプリメントを摂取する
  • 頭皮ケアを行う
  • 生活習慣の改善
  • 女性薄毛治療(FAGA)病院に通う

それでは、髪が減ったときの対処法を詳しくご紹介します。

シャンプーを育毛効果が期待できるものに変更する

洗浄力が強すぎるシャンプーは、必要以上に皮脂を落としてしまうため乾燥を招きます。その結果、薄毛につながる可能性があります。洗浄力の強いシャンプーを使用している方は、洗浄力がマイルドなアミノ酸系洗浄成分配合のシャンプーを選びましょう。

また、髪のハリやコシが改善したり、ボリュームアップが期待でる育毛シャンプーもおすすめです。劇的な効果は期待できませんが、ヘアケアは毎日の習慣のため最初に見直しましょう。

育毛剤・発毛剤を使用する

育毛剤や発毛剤で、ヘアケアするのもおすすめです。育毛剤と発毛剤は、名称が似ていますが目的が大きく異なります。育毛剤の目的は、あくまでも頭皮環境を整えて髪の成長をサポートすることです。つまり、育毛剤を使用したからといって、生えなくなった髪が生えるようになるわけではありません。

一方、発毛剤は髪を生やしたり成長を促したりする効果が認められていることが特徴です。使用することで、太くてコシのある髪へと導きます。発毛剤は、クリニックや病院で処方してもらうか、薬剤師がいる薬局で購入しましょう。日本で女性に使用できる発毛剤は、ミノキシジル1%配合のものです。

サプリメントを摂取する

髪のボリュームが減ったときは、サプリメントで栄養補給するのもおすすめです。次の成分が含まれたサプリを選びましょう。

  • 亜鉛
    亜鉛は、髪を形作るケラチンタンパク質の生成に欠かせない栄養素です。
  • ミレットエキス
    ケラチンタンパク質の原料のアミノ酸「シスチン」を含みます。
  • イソフラボン
    女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをする成分で、ホルモンバランスを整えてくれます。
  • L-リジン
    ケラチンタンパク質の生成を促す成分です。

サプリメントは、目安量を守って飲みましょう。たくさん飲んだからといって、髪が生えるわけではありません。あくまでも、不足した栄養を補うことが目的です。

頭皮ケアを行う

正しい頭皮ケアを習慣づけることで、頭皮環境が整って薄毛が改善する可能性があります。正しいシャンプーの方法と乾かし方、頭皮マッサージの方法について詳しく解説します

薄毛対策に効果的な正しいシャンプー方法

薄毛対策に効果的なシャンプーの方法は、次のとおりです。

<薄毛対策に効果的な正しいシャンプー方法>

  1. クシやブラシで髪のもつれをとく
    髪のもつれをとくことで、頭皮の汚れが落ちやすくなります。

 

  1. ぬるま湯で洗う
    シャンプーをつける前に、頭皮と髪にぬるま湯を行きわたらせましょう。熱いお湯で洗うと皮脂を落としすぎるため、必ずぬるま湯で洗ってください。

 

  1. シャンプーで洗う
    シャンプーを手のひらで十分に泡立ててから、もみ込むように洗いましょう。

 

  1. 十分にすすぐ
    シャンプーが残っていると頭皮にダメージを受けるため、入念にすすいでください。このときも、熱いお湯ではなくぬるま湯を使いましょう。

シャンプーは、毎日の習慣のため、正しい方法で行うことが大切です。

薄毛・抜け毛を防ぐ正しい髪の乾か方

薄毛と抜け毛を防ぐには、次のように正しく乾かす必要があります。

<薄毛・抜け毛を防ぐ正しい髪の乾かし方>

  1. タオルドライをする
    やわらかいタオルで、髪に付着した水気をやさしく取り除きましょう。タオルドライをすることで、ドライヤーの時間を短縮できます。

 

  1. ドライヤーをあてる
    髪から約20cmは離してドライヤーをあてましょう。近くからドライヤーをあてると、髪と頭皮が熱ダメージを受けます。また、常にドライヤーを振りながらあてることで、熱ダメージをさらに軽減できます。

髪を乾かさずに寝ると、頭皮で雑菌が繁殖して頭皮トラブルが起こる恐れがあります。

頭皮マッサージを取り入れる

頭皮マッサージで頭皮の血流を促すことで、栄養が髪へ行きわたりやすくなります。頭皮マッサージの方法は、次のとおりです。

<頭皮マッサージ>

  1. 両側のこめかみに小指の腹をあてて、残り8本の指で頭部を包み込むように持つ
  2. 頭頂部へ向かってもみ上げるようにマッサージする
  3. 頭頂部を親指以外の指で10回ほど刺激する
  4. 頭頂部から後頭部、首の後ろにかけてもみほぐしながら移動。これを2~3回繰り返す

頭皮マッサージのときは、爪を短く切ったうえで、指の腹でマッサージすることが大切です。また、シャンプーをするときにマッサージするのもおすすめです。頭皮が温まっているため、頭皮マッサージの効果が高まります。

生活習慣の改善

生活習慣を改善することで、髪の成長をサポートすることが期待できます。

  • 良質な睡眠をとる
    睡眠中には、髪や頭皮の成長やダメージの修復に必要なホルモンが分泌されます。そのため、良質な睡眠をとることで、結果的に薄毛が改善する可能性があるのです。良質な睡眠をとるために、早めに就寝したり、寝る前のスマホ操作やテレビを見るなどの行為を控えたりしましょう。

 

  • 栄養バランスがいい食事をとる
    タンパク質やビタミン、ミネラルなど、さまざまな栄養をバランスよくとることが大切です。肉や魚、卵、野菜、果物など、さまざまな食べ物を食べましょう。

 

  • ストレスをこまめに解消する
    ストレスは、血行不良の原因になるため、睡眠や適度な運動、趣味を楽しむなど、さまざまな方法でこまめに解消させましょう。

女性薄毛治療(FAGA)病院に通う

髪のボリュームが減ったときは、早めにクリニックや病院で治療を受けることをおすすめします。医療機関で受けられる治療法の種類や効果、メリットについて詳しく見ていきましょう。

投薬治療

投薬治療として、内服薬にはパントガール、外用薬にはミノキシジルがあります。パントガールは、ケラチンやシスチンなどの髪に必要な成分が含まれている、びまん性脱毛症に対して効果が期待できる内服薬です。ミノキシジルは頭皮に塗ることで発毛効果が期待できる外用薬です。

投薬治療に使用する薬は、女性の薄毛に対する効果が認められているため、高い効果が期待できるでしょう。外用薬は、女性用と男性用で濃度が異なるため、医療機関を受診して処方を受けることをおすすめします。

注入治療

注入治療は、薄毛の改善に効果が期待できる成分を頭皮へ直接注入する治療法です。注射器や針つきのローラー、レーザー照射など、さまざまな方法があります。注入する成分は、医療機関によって異なるため、事前に確認しておきましょう。

注入治療は、数ヵ月~1年程度に渡り複数回受けることで、薄毛の改善効果が期待できます。成長因子を注入する場合は、発毛機能にアプローチできるため、本来の発毛力を取り戻せる可能性があります。

LED治療

LED治療は、赤色LEDを頭皮に照射し毛乳頭細胞を活性化することで、髪の成長を促す治療法です。毛乳頭細胞は、髪を生み出す毛母細胞へ細胞増殖因子などの伝達物質を送り届けています。そのため、毛乳頭細胞が活性化すると、結果的に髪の成長が促されるのです。

日本皮膚科学会の「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」によると、LED治療の推奨度は「B」となっています。発毛効果が認められているミノキシジルの外用薬が「A」です。つまり、外用薬ほどの効果は期待できないものの、薄毛に良い影響を与えられると考えられます。

まとめ

女性の薄毛には、男性の薄毛のようにメカニズムに直接作用して高い効果を発揮する治療薬がありません。だからこそ、自宅でのケアや生活習慣の改善などを意識する必要があります。髪のボリュームが減ったと感じた女性は、早めに医療機関で診断を受けることをおすすめします。必要な治療を受けながら、自宅で正しいヘアケアを習慣づけましょう。

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