皮脂が原因の肌トラブルと対処法~テカリのない肌のためのスキンケア方法とは

ヘルスケア

夕方になると顔のテカリが気になり、化粧が崩れてしまうことはありませんか?その原因には、皮脂の過剰な分泌が考えられます。

また、皮脂のバランスの崩れは、顔のテカリだけでなくさまざまな肌トラブルを引き起こす原因にもなるのです。

皮脂が原因で起こる肌トラブルと対処法について紹介していきます。

皮脂とは

皮脂とは

肌トラブルの原因となる皮脂とは、皮膚の表面に存在する脂質です。

皮脂が過剰に分泌されることで、肌が油っぽく感じます。

皮脂を作る皮脂腺は足の裏以外の部分に分布し、身体中のいたるところに存在しています。

鼻・口周りの前頭部や、頭部などには数多くの皮脂腺が集まっているため、特に油っぽく感じることが多いです。

皮脂の成分

皮脂は以下の成分で構成されています。

  • ワックスエステル
  •  スクアレン
  •  トリグリセライド
  •  コレステロール
  •  遊離脂肪酸

皮脂腺から分泌される皮脂は、毛包を通じて皮膚の表面に出てきます。

通常、皮脂には保護機能があるため肌の健康には欠かせない存在ですが、過剰に分泌されることで肌トラブルを引き起こす原因になってしまうのです。

また、皮脂の量は20代前半でピークを迎え、その後次第に減少していきます。

皮脂の役割

皮脂といえば、肌トラブルのイメージを抱く人が多いかもしれませんが、実際には健康を保つ機能も備えています。

<皮脂の役割>

  • 外部刺激からの保護
    皮脂が不足していると肌がむき出しの状態になってしまい、紫外線やアレルゲンの影響を大きく受けます。皮脂はこうした外部からの刺激を防ぎます。
  • 水分蒸散の抑制
    皮膚の表面から水分が蒸散するのを抑制し、肌の乾燥を防ぎます。
  • 緩衝作用
    皮脂に付着した酸やアルカリ溶液を弱酸性に戻します。

皮脂の分泌による肌トラブル

肌を健康に保つためには、皮脂の存在が欠かせません。

しかし、そんな皮脂も過剰に分泌されてしまうと、肌トラブルを引き起こす原因となってしまうのです。

皮脂が原因となって引き起こる肌トラブルは以下のものです。

  • 顔のテカリ
  • 角栓の詰まり
  • 毛穴の黒ずみ
  • ニキビ

これらの症状について、それぞれ詳しくみていきましょう。

顔のテカリ

過剰な皮脂の分泌は、顔のテカリや肌のべたつきの原因となります。

特に、額や鼻周りは皮脂腺が集中しているため皮脂の分泌量が多くなる傾向があります。そのため、化粧が崩れてしまう原因にもなります。

さらに、夏場は皮脂に加えて汗による影響もあり顔がテカリやすくなります。こまめに汗を拭いたり、ティッシュで皮脂を取り除いたりしましょう。

角栓の詰まり

角栓の詰まり

皮脂は角栓を作る原因になります。必要以上に皮脂が分泌されると、余分な角層と皮脂が混ざり合い角栓のつまりを引き起こします。

特に、オイリー肌の場合は皮脂の分泌量が多くなるため、角栓に悩まされるケースも増えてきます。

一方、角栓を防ぐために皮脂を必要以上に取り除いてしまうと、皮膚の健康に保つために必要な皮脂までなくなってしまうので適度な対策が必要です。

毛穴の黒ずみ

毛穴の黒ずみ

角栓は放っておくと黒ずみへと変化していきます。

本来、角栓の色は白いため目立ちづらいですが、空気に触れることで酸化し色が黒へと変わります。

黒いポツポツが目立ついちご鼻の状態も、放っておいた角栓が黒くなったものです。

ニキビ

ニキビ

さらに、皮脂の過剰分泌は肌の炎症を引き起こしニキビの原因となります。

健康な状態の肌では、皮脂と水分が適切なバランスで保たれています。

しかし、皮脂の分泌量が増えることで皮膚表面での皮脂と水分のバランスが崩れニキビができてしまうのです。

こうした原因を解消するためには、肌の内側から改善しなければいけません。

皮脂が過剰に分泌される理由

通常、適切な量で分泌される皮脂ですが、なぜ過剰に分泌されてしまうのでしょうか?

具体的な原因がわからなければ、正しい対策をとることはできません。

ここでは、皮脂の過剰分泌が起きる原因や仕組みについて、性別ごとに詳しく説明していきます。

女性の場合

皮脂の分泌には、男性ホルモンであるテストステロンが関係しています。

テストステロンには皮脂の合成を促す作用があり、皮脂腺での分泌を活発化させるのが特徴です。女性であっても少なからず男性ホルモンは存在しているため、テストステロンの影響を受けています。

また、女性ホルモンの中にはプロゲステロンという皮脂の分泌を促進する種類があります。

プロゲステロンは、排卵から月経にかけて分泌されるため、月経前になると肌トラブルが起きる女性も多いです。

男性の場合

男性も女性と同じく、テストステロンの影響により皮脂の過剰分泌が起こります。

男性の場合は、女性の約20倍のテストステロンが分泌されるといわれています。オイリー肌に悩む男性が多いのもこのためです。

こうした性ホルモンは思春期から成人にかけて多く分泌され、男性の場合は20~40代にかけて続きます。

そのため、適切な方法で皮脂と付き合っていかなければ長期にわたって肌トラブルに悩まされることになってしまいます。

皮脂の過剰分泌を抑える方法

肌の健康を保つためには、皮脂のバランスを整えることが大切です。とはいえ、特別な治療は必要ありません。皮脂の過剰分泌の原因は日常生活のなかに潜んでいるため、それらを解消することが対策となります。実際の対策方法をみていきましょう。

日常生活でできること

皮脂の過剰分泌を抑える

女性・男性ホルモンは皮脂の分泌と大きく関係していますが、そのほかにもいくつか対策可能な原因があります。日常生活のなかでできる具体的な対策は以下の通りです。

  • 食事や食べ物で健康な肌を維持
  • 皮脂の過剰分泌をさせない生活習慣
  • ストレスを溜めずに自律神経を正す

食事で健康な肌を維持

日々の食事が身体の健康の土台を作るように、皮脂のバランスも食生活を正しく見直すことで改善されます。

皮脂バランスを整える栄養素とこれらの栄養素を多く含む食品は次のとおりです。

  • ビタミンB2
    体内の脂質をエネルギーに変える働きがあります。毎日1.2mgを目安に摂取しましょう。
    例:牛乳、レバー、うなぎ
  • ビタミンB6
    脂質の消化機能を持つビタミンB6は肌の健康を維持するために必要な栄養素です。毎日1.2mgを目安に摂取しましょう。
    例:まぐろ、さんま、バナナ、レバー

逆に、脂質や糖質の多い食べ物は皮脂の増加につながるため摂りすぎないよう気をつけましょう。

皮脂の過剰分泌をさせない生活習慣

皮脂のバランスを整えるためには生活習慣の見直しも大切です。

適度な運動は血行促進につながり、酸化の原因となる活性酸素の除去も期待できます。

1日1時間を目安に有酸素運動を取り入れましょう。20分のウォーキングを3セット行うといったように分割して行っても問題ありません。

また、睡眠不足や就寝時間が不規則だと自律神経の乱れにつながります。

そうなると、さまざまな肌トラブルを引き起こすだけでなく皮脂の過剰分泌を引き起こします。

毎日同じサイクルで6時間以上の睡眠をとるようにしましょう。

ストレスを溜めずに自律神経を正す

精神的ストレスを感じると、皮脂が増加することがわかっています。

そのため、ストレスを溜め込まないように日々発散することが大切です。

仕事で同じ体勢が続く人はこまめにストレッチをするように習慣化しましょう。ストレッチをすることで筋肉の緊張状態を緩和させることができ、ストレスが軽減します。

また、ストレッチは骨盤の歪みを整えることにもつながるため自律神経の乱れを防ぎます。

アロマにも自律神経を整える働きがあります。就寝前などリラックスしたい時はアロマで気持ちを落ち着かせるのもよいでしょう。

スキンケアでできること

スキンケア

皮脂の過剰分泌は毛穴トラブルの原因となるため、日々のスキンケアも大切です。

ただし、間違った方法のスキンケアはかえって肌に負担をかけてしまいます。

正しい対策をするために、下記項目を押さえておきましょう。

  • スキンケアのポイント
  • 皮脂汚れを洗い流す正しい洗顔方法
  • 乾燥による皮脂分泌を抑えるための適度な保湿

スキンケアのポイント

毎日のスキンケアでは、下記のポイントを押さえましょう。

  • 肌を清潔に保つ
    汚れが溜まると肌に負担がかかるため、毎日しっかりと洗浄するようにしましょう。洗顔では油分や添加物が少ない、固形石鹸の利用がおすすめです。
  • 水分と油分を保つ
    肌を健康に保つためには、十分な水分と油分が必要です。肌の健康に必要な皮脂まで洗い流してしまわないようにしましょう。
  • 物理的刺激を与えない
    汚れを落とすため、力を入れてスキンケアをする人もいますが、逆効果です。肌に負担をかけてしまい、肌トラブルの発生につながります。

テカリを洗い流す正しい洗顔方法

オイリー肌さんにおすすめのスキンケア方法

間違った洗顔は、かえって肌トラブルを引き起こします。以下の流れを意識して洗顔しましょう。

<正しい洗顔方法>

  1. 洗顔料をよく泡立てる
  2. 額、鼻、頬、目元、口元と皮脂の多いところから順にやさしく洗う
  3. 35度程度のぬるま湯で泡をすすぐa
  4. タオルを押すように肌に当て、擦らないように水分を取る

泡をすすぐ際、熱いお湯だと肌に余計な刺激を与えてしまうため、ぬるま湯を使うようにしましょう。

また、洗顔後はタオルを肌に押し当てるように顔を拭きましょう。擦るように拭いてしまうと、肌の表面を傷つけてしまう可能性があります。

乾燥による皮脂の分泌には保湿

皮脂の過剰分泌は乾燥が原因になっている可能性があります。皮脂には肌から水分が蒸散するのを防ぐ役割があります。

肌が乾燥していると、防衛反応で皮脂が過剰に分泌されてしまうのです。下記のポイントをしっかりと押さえて保湿しましょう。

  • 化粧水や乳液、クリームなどでの保湿
    肌から水分が失われないように、毎日の洗顔後は化粧水や乳液、クリームで肌の潤いを保ちましょう。
  • 皮脂を落としすぎる洗顔料を使用しない
    洗浄力の強すぎると、必要な皮脂までも失われます。添加物の少ない固形石鹸がおすすめです。

まとめ

皮脂の過剰分泌は、肌を清潔に保ち、しっかりと保湿することで改善する可能性があります。

ただし、きれいにしようと思うあまり洗顔をしすぎてしまうとかえって肌にダメージを与えてしまいかねません。

洗浄力の強い洗顔料は控え、力を入れすぎないように注意しましょう。

また、乾燥を防ぐために毎日の保湿ケアを忘れないように心がけましょう。

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