女性の薄毛は遺伝の可能性が低いけど男性は高い!そのメカニズムとは?

「男性は薄毛と遺伝って聞いたことあるけど、女性のわたしは大丈夫かな?」
「お母さんはハゲてないけどお父さんがハゲてるからすごい心配だなぁ。」

薄毛と遺伝の関係は昔から言われてきましたよね。あなたもこんな心配をしたことはないでしょうか。

 

結論から言うと、女性の薄毛の場合は遺伝の可能性は低く、男性の場合は高いと言えます。

「じゃあ、わたしは大丈夫ね!」

と思いがちですが、女性が薄毛になる可能性も0ではないため、今回は女性と男性の薄毛と遺伝のメカニズムについて解説していきます。

そもそも薄毛の原因とは?

薄毛の遺伝のメカニズムを知るためにはまず、薄毛の原因を知っておく必要があります。

女性の薄毛の原因とは?

詳細はこちらで解説していますが、女性が薄毛になる原因で最も多いのは『女性ホルモン』が減少してしまうことです。

参考:【女性の薄毛対策4選】最も大切なことは女性ホルモンを整えること

 

女性ホルモンは女性らしさを保ち、子供を授かるためになくてはならないホルモンであり、毛髪の成長にも大きく関わっています。

しかし、加齢と共に数は減少していくことがわかっており、完全に止めることはできません。

40代以降で薄毛や抜け毛に悩む女性が増える同時に、女性ホルモンの数も急激に減っていくことからも、2つの因果関係があることがわかります。

 

もちろん、他にも薄毛となりうる原因はありますが、主な原因は女性ホルモンの減少なのです。

男性の薄毛の原因とは?

一方、男性が薄毛になる主な原因はAGA(男性型脱毛症)と呼ばれる病気によるものです。生涯で成人男性の70%が発症すると言われており、発祥のメカニズムは以下の通りです。

  1. 男性ホルモン『テストステロン』が作られる
  2. 毛乳頭に『5αリダクターゼ』と呼ばれる還元酵素が存在している
  3. テストステロンが血流を巡り頭皮にたどり着くと、5αリダクターゼと結合。『ジヒドロテストステロン(DHT)』呼ばれる物質が生成される
  4. ジヒドロテストステロン(DHT)は毛母細胞の活動を妨げることで抜け毛を引き起こす原因物質だが、『男性ホルモンレセプター(受容体)』の数が少ないと活動は行わない

 

男性も、AGAだけが薄毛の原因ではありませんが、軽度なものから重度なものまで成人男性の多くがAGAで悩んでいます。

女性の薄毛は遺伝の可能性が低く、男性は高いメカニズムとは?

女性の薄毛は遺伝の可能性が低く、男性は高いメカニズム

女性と男性、それぞれの薄毛の原因を知ったところで、いよいよ遺伝との関係に入ります。結論から言うと、薄毛が遺伝するのではなく、『男性ホルモンレセプター(受容体)』の有無が遺伝するのです。

遺伝するのは『男性ホルモンレセプター』の有無

女性の薄毛は女性ホルモンの数、男性の薄毛は男性ホルモンの数が影響していますが、この2つはあまり遺伝の影響は受けないとされています。

しかし、『男性ホルモンレセプター(受容体)』の有無は遺伝による影響を受けるため、その結果AGAの発症率に差が出るのです。

 

先ほど記述した、男性薄毛の原因であるAGAが発症するまでには2つのイベントがありました。

  1. テストステロンと5αリダクターゼが結合して『ジヒドロテストステロン(DHT)』が作られること
  2. ジヒドロテストステロンが男性ホルモンレセプターと結びつくことで、毛母細胞の成長を抑制する

 

ジヒドロテストステロンも男性ホルモンレセプター、両方ともAGAの引き金になる物質ですが、もしジヒドロテストステロン(DHT)が生成されても、男性ホルモンレセプターの数が少なければAGAは発症しません。

その逆に、男性ホルモンレセプターがたくさんいてもジヒドロテストステロンがいなければAGAは発祥しないのです。

 

つまり、遺伝の影響で男性ホルモンレセプターの数が多いか少ないかで、AGAが発症しやすいかどうかが決まる、と言っても過言ではありません。

これが、男性が男性ホルモンレセプターの数で遺伝の影響を受けやすい理由です。

女性が遺伝の影響を受けづらい理由

女性が遺伝の影響を受けづらい理由

一方、女性が男性ホルモンレセプターの影響を受けづらい原因は、男性に比べてAGAで悩まされる割合が少ないからです。

女性でもAGAと同じ理屈でFAGAと呼ばれる女性型脱毛症を発症しますが、男性ほど多くはありません。

 

これは、男性と比べて男性ホルモンのテストステロンの数が少なく、ジヒドロテストステロン(DHT)の生成も少ないためです。

つまり、遺伝で男性ホルモンレセプターの数が多くても、それが原因で薄毛になる影響は少ないということになります。

 

以上が、女性の薄毛は遺伝の可能性が低く、男性は高いメカニズムです。

ただし、薄毛とは様々な要因が複雑に絡み合い生じるものであり、レセプターが影響するだけが原因ではないことを覚えておきましょう。

レセプター遺伝子は誰から遺伝する?

レセプター遺伝子は誰から遺伝する

薄毛の遺伝には男性ホルモンレセプターが影響しているのがわかったところで、具体的に誰の影響を受けるのか気になりますよね。結論から言うと、女性は両親から、男性は母親から影響を受けます

女性の場合

レセプター遺伝子は、両親から遺伝します。

男性はX染色体とY染色体を持ち、女性は2種類のX染色体を持っています。父親のX、Y染色体と母親のX染色体の組み合わせで遺伝子情報が受け継がれ、子供は作られるのです。

 

レセプターの遺伝子はX染色体上に存在します。

女性は父親のX染色体、母親が持つ2つのX染色体のどちらかの組み合わせなので、父親と母親のX染色体上にレセプター遺伝子が存在していると、子供もレセプター遺伝子を持つことになるのです。

しかし、女性の場合父親と母親の両方からレセプター遺伝子を受け継がないと影響が出ないと言われています。これも、女性が薄毛の遺伝を受けにくいと言われるゆえんです。

男性の場合

一方、男性は父親のY染色体、母親が持つ2つのX染色体のどちらかの組み合わせなので、母親のX染色体上にレセプター遺伝子があると、レセプター遺伝子を持つことになります。

 

子供の世代から考えると父親からレセプター遺伝子は受け継がれません。さらに、先ほどの説明の通り女性はレセプター遺伝子が発現しづらいため、AGAを発症している可能性が一番高いのが母方の祖父になります。

男性の場合は母方の祖父がAGAでハゲていると、その遺伝子情報が母親を通じて子供が持ち、その子がレセプター遺伝子を発現することが起きるのです。

つまり、隔世遺伝が起こることになります、

 

ですので、男性の場合は母方の祖父の頭皮状態を確認すると、自分がレセプター遺伝子を持っているかどうかの目安になるかもしれません。

まとめ

女性の薄毛が遺伝とあまり関係ないことがお分りいただけたと思いますが、女性が薄毛になる最たる原因は女性ホルモンの低下です。

もちろん、男性ホルモンレセプターの遺伝子が発現することげ、女性版AGAを発症することもありますが、その割合は大きくありません。

 

そのため、女性は遺伝の関係を気にするよりも、生活習慣や食生活を見直し、ストレスや喫煙などを控えることが大切ですよ。

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